Once (2006)/ ダブリンの街角で

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【邦題】Once ダブリンの街角で
【あらすじ】男は穴の開いたギターで毎日のように街角に立ち、歌を歌うストリート・ミュージシャン。そんな男の前に現われ、あれやこれやと話しかける花売りの若い女。彼女はチェコからの移民で、楽しみは楽器店でピアノを弾かせてもらうこと。彼女のピアノに心動かされた男は、一緒にセッションしてみないかと持ちかける。やがて、一緒に演奏することで喜びを実感し絆を深めていく2人だったが…。



ふたりをつなぐ、愛より強いメロディ
人生でたった一度、心が通じる相手に出会えたら…
ストリートから始まるラブストーリー


アイルランド映画です。

ハァ。
観終わったあとになんか感慨深いため息ついちゃったよ。
せつないよ!
でもこの刹那な二人の関係がとても温かく美しかったです。

これ、地元の映画館に来たとき観にいこうと思ってたのよね。
だけど気付いたら終わってて(汗)、結局DVDになってようやく見たわけです。

二人の何気ない会話とか、距離感とかがものすごく素敵で。
彼女が掃除機を直して欲しいと持ってきて、
それを引き摺りながら一緒に歩くところとか、
二人で一緒にバイクで出かけるところとか。
もうね、なんかちょっとやりきれないせつなさですよ。

akkyちゃんのレビュー読んで知ったんだけど、
彼が「旦那のこと愛してるの?」って尋ねたときに、
彼女がチェコ語で応えるんだけど、
私は、彼女が【愛してないわ】っていってるんだと思ってたんだけど、
あれって「”あなた”を愛してる」って言ってたのね!!
それを知って、ますますせつない!!
だけど、これは彼は知らなくて良かったのかもしれないね。

こうして二人が出会ったのには意味があった。
きっとこれから二人が出会うこともないだろうし、
二人で過ごした時間のような時間を過ごすこともない。
でも確実に二人の心は通い合っていたし、
その【思い出】だけで人は前へ進めるし、
生きていけるものだと思う。

劇中の音楽といい、
雰囲気といい、
実に心に響きました。




公式サイト
http://oncethemovie.jp/


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Vitus (2007)/僕のピアノコンチェルト

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【邦題】僕のピアノコンチェルト
【あらすじ】驚異的なほどに高い知能指数を持ち、ピアノの才能も天才的。“こうなったらいいのに”と思い描く夢を全て叶える能力をもつヴィトス少年(テオ・ゲオルギュー)は、類まれなその頭脳で次々に問題を解決し、家族を幸せにしていく。その一方で、頭は天才だが心は少年のままの彼が、自分自身でいられるのは大好きなおじいさんと一緒に過ごす時間だけ。その静かで優しさに満ちた時間が、少年に“人生は一人で演奏するソロではなく、様々なパートの音と響きあいながら奏でるコンチェルト(協奏曲)のようなものだと教えてくれる。(@Cinemacafe.com)



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(注:ネタバレアリ)


スイス映画です。日本では銀座テアトルシネマにて現在公開中。

あー、すごく良かった。
こういう面白おかしくて、でもなんだか暖かくて。好きです。こういうの。
"天才""神童"といわれる少年ヴィートスは、【普通】になることを夢見る少年。
1歳の誕生日にもらった玩具のオルガンでいきなりハッピーバースデーの歌を弾きだして、
実際にきちんとしたピアノを買ってもらえば、あっというまにシューマンやら弾きだす。
でも彼の才能はそれだけでなくて、数学も得意でIQは180以上。

小さい頃からこうした才能を発揮してた彼は、
いつもどこか自分の居場所を見つけられずにいた。
ヴィートスのピアノの才能に気付いた両親は、すぐに彼に有名な教師たちをつけ始める。
でも、彼自身はというと、そんなこと関係なくってただ普通に生きてたい。
唯一おじいちゃんといる時間が自分らしくいられる…と。
このおじいちゃんが本当に良いキャラクターしてるんだよね。
ヴィートスにはこのおじいちゃんがいたことが一番の救いだったんだろうな。

ある日、"天才"であることに疲れたヴィートスは、部屋の窓からわざと飛び降りる。
怪我も何もなかった彼だけど、数日後、後遺症が。
ピアノは弾けなくなるし、IQもすっかり落ちてしまった。
でも、これがすべて嘘で演技してるから、もう本当に天才だわ(笑)

この才能がなくなった後の母親の落ち込みようがすごかった。
自分のキャリア投げ出して、息子の才能を花開くことに専念したから、
きっとかなりガクンっときちゃったんだろうなぁ。
能力がなくなっても息子は息子だとわかっているんだろうけれども、
その事実を受け止めきれない、というのがよく伝わってきた。

ここら辺からまた面白くなるんだけど、もうヴィートス天才過ぎでしょ(笑)
おじいちゃんのために株でお金を儲けたり、
その株で、潰れかけそうな父親の会社を救ったり…。
でも彼は自分の才能を自分のために使うのでなく、家族のために使った。
それがほほえましかったな。
やってることは全然子供らしくないんだけど、
ふとした時に見える表情はやっぱり子供で。

おじいちゃんは最後の最後までロマンに生きてて素敵でカッコよかった。
そんなおじいちゃんに見習って、ヴィートスもいい子に育っていくんだろうな。
ヴィートスの恋のお話も面白かったし。
映画の中で流れるクラシックも、シューマン、リスト、バッハ、その他色々。

ヴィートスを演じた少年。
今回が初の演技らしいけれどすばらしい。
私はDVDで観たので、そのDVD特典で彼の応募のビデオがついてたんだけれども、
実際でも彼のピアノの才能はすごいし、圧倒されちゃう。
小さい頃のヴィートスを演じた少年も可愛かったな。


お勧め ☆☆☆☆☆




公式サイト
http://eiga.com/official/bokunopiano/

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Zelary (2004)/ゼラリー

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【邦題】ゼラリー(未定)
【キャスト】Anna Geislerova, Gyorgy Cserhalmi, Ivan Trojan, Jan Hrusinsky, Miroslav Donutil
【監督】Ondrej Trojan
【上映時間】2時間30分
【あらすじ】第二次世界大戦中。看護士のEliskaは、病院で偶然にも田舎から怪我をしてやってきた男とたまたま同じ血液型で、輸血をすることになる。それがきっかけでか、二人は縁で結ばれ…。レジスタンスグループの一員だったEliskaはゲシュタポに追われて、追っ手から逃げるために血をわけたJozaと共に田舎町へと逃げ込むことに…

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どうやら2004年のアカデミーの外国語映画にノミネートされてたみたい。
チェコの映画らしいです。
全然知らなかったんだけど、私が大好きな社会学の教授に勧められて観てみた。
2時間30分って長いんだけどあんまり長さを感じさせない映画でした。
雰囲気がちょっとだけ「コールド・マウンテン」に似てる気がしました。

上流階級で、恋人は医者という環境にいた主人公のEliskaだけど、
反ナチス取締り警察のゲシュタポの取締りが厳しくなると、
恋人は彼女に偽のアイデンティティーとお金を残して自分だけ移民。
田舎からやってきたJozaという男のもとで暮らすように言われる。

山のまた奥の山にあるような何もない田舎で、
まともにしらない男と一緒に住むことになりEliskaは戸惑い嫌気が差す。
今まで自分の住んでいた世界とはまったく違う世界。

でも、少しずつ彼女が心を許していって、Jozaと愛情を育んでいく姿はなんだかほっとする。
山の中だから安心だと思っていても、やはりいつどこでばれるか心配で。

観ていると、どうもハラハラしちゃって落ち着かない映画です。
いつか捕まっちゃうんじゃないか、殺されちゃうんじゃないかって。
でも、なんだかあの時代のドイツの周りの国の雰囲気がよく出ていた、というか。

よくできた映画だと思いました。
Yahooで検索してみたけど、日本では公開されてない?
良い映画なのでもったいないです。


Posted by あすか。
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